「疲労発生」の原因とは? 〜なぜ人は疲れるのか〜

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ご覧いただきありがとうございます!主筆の(ひびき)です。

 

今回はタイトルにも記載の通り、「疲労発生」の原因についてブログを書いていきます。

 

「疲労とは、あれとこれとそれが重なって生まれるものだから、皆さんも疲労を溜め込まないように気をつけましょう!」と、私の主観で語ってしまっては、あまりにも現実的ではないので、今回はスタンフォード大学の長年の研究によって、ある程度分かってきた「疲労発生の原因」を参考にしながら書いていきます。

 

また、次の記事からは「疲労を未然に防ぐ方法」を書いていきますので、日頃の会社勤めや家事育児で疲れきっている方は、次にあげる記事も楽しみにしておいてください。

 

 

はじめに

毎日が会社や家事や育児で忙しい現代の日本人ですが、その誰もが共通して抱えている悩み、それが「疲労」だと思います。

 

多くの人は、疲労とは時間が経てば治っていくものだと思っているはずです。

 

実はこの考えを持っている限り、あなたが抱えている疲労は治ることなく体にどんどんと蓄積されているのです。

 

よく、「一晩眠れば前日の疲れがとれる。」と、考えている人もいますが、実際には少し体調が回復しただけで、根本的な疲労が回復したわけではありません。

 

では、どのようにして疲れを蓄積させない体を作っていけばいいのか。

 

それは、「疲れの正体」を発見していくことが大切になります。

 

疲れとは一体なんなのか?

疲れはどのようにして起こっているのか?

 

これがわからなければ、一晩眠っても疲労は回復しないということです。

 

皆さんは風邪をひいた時に、喉からの風邪か、鼻からの風邪か、あるいは別の理由が原因なのかを、お医者さんに行って調べると思います。

 

これは、風邪をひいた状態が長く続くのがイヤだから、一刻も早く風邪の原因を突き止めて、その症状にあった治療方で体を健康に戻そうとしているのです。

 

では皆さんはなぜ、疲れに関しては疲れの原因を突き止めて、その症状にあった治療法を見つけようとしないのでしょうか?

 

疲れも風邪と同じで、原因を調べなければ、疲労を未然に予防したり根本的に解消したりすることはできないのです。

 

また、疲れを予防する場合でも「疲れとは何か」を知っておかなければ、本当の意味で「疲れない体」を手に入れることはできないのです。

 

「疲労=乳酸の蓄積」という考え方は過去の神話

疲れとは、筋肉に溜まっていく乳酸が原因という話は誰もが一度は聞いたことがあると思います。

 

「筋肉に溜まった乳酸を取り除いていくことが、疲労を解消する方法だ」という昔からの考え方があります。

 

確かにスポーツをやっている人は手足を激しく動かしているので、どんどん乳酸が溜まっていきそれが疲労という形になって現れてきます。

 

しかし、あなたが抱えている日々の疲れとはスポーツによる疲れでしょうか?

 

もちろん仕事終わりにスポーツジムに行って、体を動かしたことで筋肉に溜まった乳酸が原因の疲れかもしれません。

 

しかし、乳酸が溜まるほどの運動はしていないのに、ほぼ毎日疲れを感じている。

 

そう考えると、乳酸の蓄積だけが疲労の原因だと考えるのは少しナンセンスということになります。

 

また最近の科学的な研究によれば、「乳酸は疲労の原因」ではなく、「乳酸は激しい運動後の傷ついた筋肉をやわらげる効果がある」ということが少しづつ分かってきています。

 

疲れの原因①〜睡眠不足〜

先ほどは、「激しい運動をする人は乳酸が溜まり疲労を感じる。」と書きました。

 

では、乳酸を蓄積していく運動をあまりしない又は、する暇さえない人が疲労を感じているのは何が原因でしょうか?

 

このような人の疲れの原因として明らかなものの1つが、「睡眠不足」です。

 

睡眠の役割の1つは脳と体の疲労回復なので、「寝ていない」のは疲労が取れていないということになります。

 

余談ですが、スタンフォード大学で睡眠不足による脳への影響を調べた、面白い実験がありましたので簡単に紹介します。

 

この実験は「アイトラッキング・テスト」といい、スタンフォード大学でスポーツをしている選手数名を対象にして、各選手にVRの器具をつけてもらい、くるくると回ったり、素早く動いたりする小さな黒点を目で追いかけてもらうだけのシンプルなテストです。

 

もっとも正確に黒点を追いかけることができたのは、野球選手でした。彼らは日頃から選球眼が必要なスポーツをいているので、動体視力が鍛えられているのでしょう。

 

このテストの結果によって、脳へのダメージが一番大きかったのが、アメリカンフットボールの選手でした。彼らは日頃から激しい衝突を繰り返すスポーツをしているので、このテストを行った結果、「脳震盪のサイン」が出ていることがわかりました。

 

ちなみにこの脳震盪のサインが正常な状態に戻るまでは、スタンフォード大学はその選手の練習を再開させません。

 

このテストが面白いのはここからです。

このテストで脳震盪のサインがでたのは、実はアメフトの選手だけではありませんでした。

驚くことに、水泳選手や長距離走選手にも脳震盪のサインが出たのです。

 

彼らは、アメフト選手のような激しい衝突があるスポーツをしている訳ではないのに、なぜ同じ脳震盪のサインが出たのでしょうか。

 

この脳震盪のサインが出た、水泳と長距離走の選手に日頃どんな生活をしているか質問をしたところ、両者のは共通点がありました。

 

それは、両者とも「寝不足」ということでした。

 

このテストで分かったことは、「寝不足」はアメフト選手が激しい衝突をした時と同じような「脳震盪」を引き起こす可能性があるということです。

 

誰もが陥りがちな「睡眠不足」ですが、眠らなければ「疲れ」は取れませんし、疲れたままでは、良いパフォーマンスができずに生産性がどんどん低下していくことになります。

 

また、睡眠不足をそのまま放置していると、脳震盪になったりと日常生活に支障をきたすことにもなります。

 

結局、何が疲労発生の原因なのか?

「疲労とは、体だけではなく、脳からも生じる現象」と考えるべきです。

 

つまり、疲労とは「筋肉と神経の使いすぎや不具合によって体の機能に障害が発生している」状態のことで、「神経のコンディションの悪さ」が疲れを引き起こす原因ということになります。

 

神経は「自律神経」と「中枢神経」に分けて説明します。

「自律神経」

”脈拍” ”呼吸” ”消化”といった「自分では意識しないで行っていること」は、自律神経が行っています。

 

自立神経には昼に活発になる「交感神経」と、夜に活発になる「副交感神経」の2種類があります。

 

過度のストレスによってこの2種類の神経がバランスを崩していまうことで、夜に眠れなくなったり、血圧が上昇したり、呼吸が乱れたりしてしまいます。

 

「中枢神経」

中枢神経は、手足を動かしたりする際の指示出しを行う司令塔の役割をする神経です。

 

手足を動かすという動作は、脳と脊髄にある中枢神経と、手足にある末梢神経のチームプレイによって動いています。

 

このチームプレイが乱れてしまうと、手足がスムーズに動かなくなり、結果、「体が重い」や「体がだるい」という感覚が、脳に伝わってしまい、あなたの意識に「疲れている」という感覚が芽生えてしまうのです。

 

自律神経と中枢神経のバランス崩壊で疲労発生

疲労を感じている人は、「自律神経」と「中枢神経」のコンディションが崩れてきている状態にあります。

 

どちらの神経も脳が司令塔になっていることから、「疲れ=脳疲労」が原因であることがわかります。

 

「体の歪み」が「脳疲労」を引き起こす

「脳疲労」を予防していくためには、「体の歪み」を整えていくことが重要になります。

 

体が歪んでいる人は、ちょっとした動作でも必要以上に負荷がかかってしまい、はやく疲労状態に突入してしまいます。

 

また、この体の歪みが悪化していくと、「座っているだけで腰が痛い」「少し歩いただけで足が重く感じる」といった症状が現れてきます。

 

 つまり、「疲れやすい体=歪んだ姿勢の体」と定義することができます。

 

「疲れた体」を判断する4条件チェック

今から行うのは、あなたが「疲れやすい体」かどうかを判断する簡単な質問です。

 

質問は全部で4つします。もし1つでも当てはまれば、あなたは疲れやすい体の持ち主ということになります。

 

4つのうち1つでも当てはまってしまっても、心配することはありませんので軽い気持ちで質問に答えてみてください。

 

では、さっそく始めましょう。

①「脈」がいつもと違う

スタンフォード大学の水泳選手の場合、安静時の脈拍は1分間に50〜60回台です。

 

しかし、アスリートではない一般の人の場合の脈拍は、70〜80回台が平均になります。

 

脈拍は簡単に測ることができますので、ここでそのやり方を紹介します。

 

まずは、疲労感がない安静時に測るようにしてください。次に、手首の内側に反対の手の「人差し指、中指」の2本を当てて、脈が強く感じられる場所を探します。スマホなどのタイマー機能をうまく利用して、15秒間脈を測ります。15秒間で何回脈が打っていたかが分かったら、その数を4倍します。4倍して、でた数があなたのベースラインの脈拍になります。

 

そこで先ほどの、70〜80回台を上回っていたら、あなたは疲れやすい体ということになります。

 

②「寝る時間」がバラバラ

朝起きた時、「なんかスッキリしないなぁ〜」と感じる人は結構多いと思います。

 

実はこれこそが「疲れのサイン」なのです。

 

平日や土日に関係なく、寝る時間が不規則であったり、起きる時間までもがバラバラの場合、副交感神経の働きが悪くなってしまいます。

 

副交感神経は寝ている間の「体と脳のバランス」を整える、回復には欠かせない神経になります。

 

つまり、不規則な睡眠を毎日行っていては、疲れを取るどころか、逆に疲労の蓄積に繋がってしまいます。 

 

ある程度、寝る時間と起きる時間を決めておき、なるべくそのリズムを壊さないようにすることが、「疲れを取り除く=正しい睡眠」と言えます。

 

③「腰」が痛い

ストレス社会が当たり前のようになっている日本ですが、体の筋肉もそれに伴って常にストレスを感じています。ストレスを感じた筋肉は「硬く、縮こまっている」状態になります。

 

筋肉が縮こまってしまうと反り腰になり、肩が前に出てくるようになります。肩が前に出てくると自然と腰は丸くなってしまいます。これがいわゆる猫背という状態です。

 

猫背の人は、体のバランスがうまく取れていないので、その姿勢のまま長時間が経過すると体への負担が大きくなります。

 

反り腰・猫背の人は、「疲れた体」の持ち主であることを自覚してください。

 

④「呼吸する場所」の間違い

胸だけの浅い呼吸をしている人は、2つの点から疲れやすくなります。

 

1、酸素不足による疲れ

胸呼吸の一番のデメリットは、酸素が脳にあまりいかないという点です。脳や体は酸素をエネルギーとして動いてるので酸素不足では、「頭がぼ〜っとする」や「体のコリがなかなか取れない」などの原因になります。

 

2、「姿勢の歪み」による疲れ

胸呼吸の人は、胴の深部にある「体を支える筋肉」がうまく使えていません。

 

正しい姿勢を作るには、体の中心をしっかり安定させることが大切になります。しかし、胸だけで呼吸をしていては、お腹を十分に膨らませることができません。結果、体感と脊柱は支えきれず安定しません。

 

胸呼吸が中心の人は、この2つが体を疲れさす原因になります。逆にいえば、「疲れない体」のポイントは呼吸にあるということです。

 

まとめ

今回は「疲労発生の原因とは?〜なぜ人は疲れるのか〜」がテーマでした。

 

ここでは、その疲労発生のメカニズムを簡単にまとめていきます。

 

①疲労とは「睡眠不足」が原因

・睡眠の役割は脳と体の疲労回復なので、「寝ていない」のは疲労が取れていないということ

 

・睡眠不足は、アメフト選手が激しい試合を行った後と同じ「脳震盪のサイン」がでる。脳震盪のサインがでると、作業の生産性が落ちてしまい、疲れが溜まりやすくなる

 

②神経のコンディションの悪さ

・自律神経と中枢神経のバランス崩壊が疲労発生に大きく関わっている

 

・自律神経と中枢神経のバランスが崩れると、この2つの神経を統括している脳が疲れている状態(=脳疲労)になる

 

・体の歪みを整えることが、脳疲労を予防することにつながる

 

③「疲れた体」を判断する4条件チェック

・「脈」がいつもと違う

 

・「寝る時間」がバラバラ

 

・「腰」が痛い

 

・「呼吸する場所」の違い

 

この4条件のうち、1つでも当てはまればあなたは「疲れやすい体」の持ち主ということです。

 

以上が、この記事の簡単なまとめになります。

次の記事からは「疲労を未然に防ぐ方法」を書いていきますので、日頃の会社勤めや家事育児で疲れきっている方は、是非楽しみにしておいてください。

 

参考文献

スタンフォード式 疲れない体(山田 知性)

 

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